わたしの帰る場所
今日は12月30日、年末だ。
私は実家から遠方の大学院にきたのでコロナ禍もあり帰らないけれども、
近辺に実家がある友人たちは帰る。
地元は生まれてから大学院に進学するまでずっと住んでた土地。
たまに 帰りたいなぁって気持ちが爆発することもある。
しかし、それは実家に帰りたい、というわけではなく、
「どこに行けば何かがある」といった土地勘だとか、
今まで見慣れた風景がそこにある という安心感からだと思っている。
実家に帰ることを拒否している
というより、実家がわたしを拒否している、ような気がする。
少し前に、本籍地でしかとれない書類をもらうついでに、
家に帰ったことがある。
すると、私が毎日寝ていたスペースはなくなり、ゴミの山になっていた。
(実家はゴミ屋敷一歩手前である)
前々からこの時期に帰るからよろしく、と伝えてあったのに、
私の寝るスペースは、まず得体の知れない紙袋のそうじをしないと、なかった。
しかも、久々に帰ってきたにもかかわらず
家族であつまるとか、ご飯食べるとか、そういうことはせず
みんな忙しいからと 全員で食事をする時間すら開けてくれなかった。
(用事以外に土日をあけておいたけど、飲み会があるとか言われたのが悲しくてドライブに出かけた。 落ち着いてたとはいえコロナ禍だったのに)
物理的にも、精神的にも、実家に私を受け入れる場所はないのかもしれない。
そう思うと「わたしの帰る場所はどこ?」となってしまう
ごく普通の家庭のひとはもってる、じぶんの帰る場所。
わたしにはそれはないと思って生きていくしかないのかな。
そう振り切ることができるまでには、まだまだ私は時間がかかりそうだ。